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【中篇】新卒で適応障害と診断され退職した理由【心の病気は甘えじゃない】

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こんにちは。あとがたりぶろぐを運営しているうっちーです。

こちらの記事は、以下の続篇になります。

ご覧になってない方は見てもらえると経緯がわかりやすいと思いますが、読むのめんどくさいという方向けに、【前篇】のあらすじを簡単に紹介します。

【前篇】新卒で適応障害と診断され退職した理由【心の病気は甘えじゃない】こんにちは。当サイト(あとがたりぶろぐ)を運営しているうっちーです。 これを読んでくださっている新卒の方、もしくは教育係として新卒...

【前篇】あらすじ

「2016年の就活に失敗。放送作家という仕事に興味を持ち、挑戦するために大学を二年休学。テレビ制作のADや雑誌編集アシ、放送作家アカデミーに入学など様々な経験をしたが、希望の業界には行けずIT企業に就職。休学期間の活動とITの仕事(営業)のギャップに悩み心身ともに体調がおかしくなりだす。そして病院に行こうと決意。」

この記事は3部構成になります。

※この記事は【中篇】です。

そしてここからは自分が苦しんでいた症状や思いをより具体的にお伝えすることになります。

読んでいて辛くなった場合や不快に感じることがあればこのページを閉じてください。

また、誰にも相談できずに1人で悩んでいるという方はどんな形でもかまいませんのでメッセージいただければと思います。

イギリスに以下のことわざがあります。

You can take a horse to the water, but you can’t make him drink.

 

訳)

「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」

心の病気で苦しむ人が理解しなければならないつらい現実なのですが、真の意味であなたを助けられるのは、あなたしかいません。

お医者さんや周りの人は、あなたを水辺まで連れて行くことはできますが、その水を飲むかどうかはあなた次第である、ということです。

この考え方は「アドラーの心理学」という学問なのですが、これはまた別の機会に詳しく紹介できればと思います。

(適応障害が治った後に、心理学を勉強していて出会った考え方で、もっと早く知りたかったです)

前置きが長くなってしまいましたが、是非ご覧いただけますと幸いです。

なかなか上司に相談できないまま時間が過ぎる

【前篇】の最後は、病院に行こうと決意するところで終わりましたが、実は決意してから病院に行くまで1ヶ月ほどかかってしまいました。

それは、ネットで知識を得ていたものの、病院に対する自分の勝手なイメージがあったからです。

言葉を選ばずに言うと、「急に発狂して物を投げつけたり壊したりする人がいっぱいいるんじゃないか」と思っていました。

今思うと、本当にひどい偏見だと思いますが、当時は、ただでさえ心が弱ってるのに、そういうところにいって、大きなショックを受けたりしたら、もう助かる手段がなくなってしまうんじゃないだろうか?

こういう勝手なイメージがあったので、病院に行こうと決意はしたものの、本当にやばくなった時の最終手段としてなかなか電話をかけることができませんでした。

しかし、社会人として働いてるので、平日は毎日仕事があります。

たとえ1人で悩んで、気分が憂鬱で、体調がすぐれない日でも、会社は当然のように自分を待ち構えているわけで。

大学生のように「今日はちょっと気分が乗らないから、家に引きこもって映画でも見よう」というわけにはいきません。

そうやって1人で悩んでいるうちに、どんどん体調はおかしくなっていきました。

憂鬱な気分はずっとあり、腹痛も続き、食欲もない、それに加えて仕事のことを考えると、えずきそうになるんです。

特に私は、営業訪問が苦手だったので、訪問がある日の朝は、毎朝えずいていました。

これが入社して4ヶ月目です。

(インターン含めると6ヶ月)

明らかにおかしい、ヤバイと感じた私は、何も考えずに家の近くにある心療内科を探して電話をかけていました。

しかし、現実は残酷で「初診なら空いてる日が3週間後になります」と言われ、絶望。

「そうですか、じゃあ大丈夫です……」と言うと、受付の方はとても心配そうに「大丈夫ですか?お急ぎということであれば、〇〇区にある〇〇センター(名前は忘れました)を紹介できるのですが……」と言ってくれたのですが、「家からも会社からも遠いやん…」と思い、また改めますと言って電話を切りました。

この時は正直、病院を恨みました。

「今とても苦しんでるのに、3週間後に病院に行けるような状態かどうかわからんやん…」

ただの八つ当たりですが、この時の自分にそんな余裕はなく、「誰かにこの辛い状況から救ってもらいたい」その一心で、片っ端から病院を探して電話をかけていました。

おそらく6件目くらいでしょうか。

「明後日の15時48分なら大丈夫ですよ」

と言われ、

「ああ、明後日までならもう少し耐えれそう」

そんなふうに思ってました。

今思えば、えらい時間を刻んできたな、という感じですが、そんなことに意識を向ける余裕がないので、社内共有のGoogleカレンダーに「通院」と記入します。

そこで、こう思うかもしれません。

「そんなに仕事がしんどいなら、病院に行く前に上司に相談したらいいのに」

でも、今までの私はあまり人に頼ることができない人間でした。

それがたとえ上司であったり、先生であったり、親だったとしても自分でやらなきゃいけない、と思ってしまっていたのです。

そして、「こんなことを相談すること自体、恥ずかしいことだ」とも思っていました。

典型的なチームプレーできない人間ですね。

そんな性格の人間で、相談することが苦手だったのですが、この時ほど誰かに助けてもらいたいと思ったことは、いままで一度もないです。

念願の病院の日は、しっかり3分前の15時45分に到着。

(病院に行くのに、「念願の」は少しおかしい気もしますが、当時は本気です)

受付を済ませ待っていると、すぐに部屋に呼ばれました。

最初は若い男性のスタッフさんに症状などを話した後、院長の診察を受け、

「んー、今のところ断定はできないんだけれど、軽症のうつ病か適応障害のような感じになってるね」

なんとなくそんな気はしてたので、驚きはしませんでした。

「これからどうしたい?」

と言われたので、

「ちょっと自分では判断できなくなってて、どうしたらいいのか、わからないです…」

と答えると、

上司や同僚に相談できそうな人はいないか、という話になりましたが、人に頼れない私は、「できそうにないです…」と答えていました。

心の病気は、自分に否定的になることでどんどん悪化するので、自分を見つめ直すという意味でも、詳しい検査をしてみようということで後日、臨床心理士の方と話すことになりました。

次回の予約を入れて、その日は気分を落ち着かせたり、食欲をUPさせる薬を処方してもらい会社に戻りましたが、誰かに話を聞いてもらうことで少し気持ちが楽になり、上司に仕事が辛いですということを相談してみようという気になれました。

上司に相談した結果気持ちが楽になる

ここでどんな上司だったのか気になる方もいると思うので、簡単にお話します。

私がこの会社に入ったのは「人が良さそうだったから」というのが大きな理由です。

その見当は当たっていて、とても仕事熱心で部下思いな方でした。

休日でも常にSlack(コミュニケーションツール)を見ていて、新卒のミスを上手くカバーし、「返事と対応は月曜日に出社したときでいいよ」という一言も添えてくれる、まさに「上司の鏡」とはあの人のことをいうんだろうな、と思います。

一度「休日は何してるんですか?」と聞いたことがあるのですが、

平日は朝早くから出社し、誰よりも遅くまで残って仕事をしていたので、休日は泥のように眠っているんじゃないかと思ってましたが、違いました。

「仕事が残ってれば仕事をやるし、この仕事が好きだから勉強してるよ。まあ、たまに友達と飲みに行ったりしてるかな」

本当にすごい人でした。

私の拙い文章ではその人の凄さを表せれないし、誤解を生むようなことを書きたくないので、詳しいことは割愛しますが、とにかく営業マンとして非常にプロ意識が高い上司でした。

しかし、私は自分に対して否定的になっていたので、なんであんな丁寧に教えてくれるのにできないんだろう、ということばかり考えていました。

そして、上司は仕事がとても好きだけど、僕は全く好きになれないという気持ちのギャップが、どんどん悩みを深めていきました。

ある日一緒に営業訪問の道中で、元気のない僕の状態を見かねた上司が、

「なんか最近元気ない?仕事楽しい?」と声をかけてくれました。

心の病気になりかけていて、病院にいったということも悟られたくないものの、自分からは相談できないので、これはなにかのきっかけになると思いました。

「ちょっと、最近うつっぽい感じなんですよね…」

私のような、なかなか自分の考えを話したり、相談することがすくないような人間が、「ちょっと、鬱っぽいんですよね」というときは、かなりSOSを出しているということを知っておいてほしいです。

ちょっと、じゃないんです。

だいぶ精神的にまいってます。

もうすでに、精神が崩壊する寸前です。

「そんなん、言わなわからんわ!」と思われることでしょう。

ですが、私のようなチームプレーが苦手な人間は、人に迷惑をかけたり心配されることを極端に避けようとしてしまいます。

それはなぜか。

嫌われたくないからです。

人に迷惑をかけると、嫌われるかもしれない。

人に弱みを見せると、嫌われるかもしれない。

意識的にそう思っているわけではありませんが、

無意識のうちにそういう行動をとってしまっています。

私はチームプレーが苦手だと自負していますが、表向きはみんなに嫌われないように笑顔を振りまき、みんなに嫌われないように優しくする「良い人」を演じているのです。

なので、はたから見ると、そうは見えないけどなと思う人が多いはず。

少し深掘りしてしまいましたが、「ちょっと、鬱っぽいんですよね」と初めて本音を打ち明けたので、その様子を察した上司は、営業先の道中で、真剣に話を聞いてくれました。

私も真剣に話していたので、それに応えてくれるように上司が、新卒だった頃の辛い出来事や家庭の事情など話してくれました。

「こんなにすごい人でも、悩んでた時期があったんだ」

ずっと親や友達にも話せなかったことを、上司に相談した。

この事実は、私の中でとても大きな一歩だったと思います。

気分が落ち着き、冷静になれた私は「病院にいこうかとおもってました」と、軽い気持ちで言いました。(実際には行っていたのですが)

すると、上司はこのように返しました。

「あんまり病院に行くのはおすすめしないかな。自分が病気だと思うとますますそうなってしまうし、医者は早めに診断書を出して患者の命を守らないといけないから」

この時、確かにそうかもしれないと納得できました。

「そっか、病院は行かなくてもいいんだ」

このときの自分は冷静さを取り戻し、楽観的に考えれるようになっていたので、病院いくのは次で最後にしようかなと思っていました。

しかし、この「病院行かなくていいんだ」という考えが、事態を悪化させることになるなんてことは、当時の自分は知る由もありません。

つづく…

次回でラストの【後篇】になります!

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